乳がん

BC①「まさか」からの誕生日

更新日:

Breast Cancer

乳がんは、英語でこう言います。

略してBC。

 

この内容の記事がどれくらい続くかわかりませんが、
乳がんに関する記事には、これからタイトルの冒頭に
「BC」を付けていこうと思います。

 

***

ホントに「まさか」の出来事でした。

 

自分が乳がんになるなんて
1ミリも考えたことありませんでした。

 

 

友人に乳がんサバイバーがいたものの、
基本的には何も知らなかった私。

告知を受けてから
あれこれ検索しました。

 

同じ病名でも
少しずつみんな違う。

色んな情報があれば
ひとつでも当てはまる人がいるかもしれない。

少しでも
誰かの役に立てば。

 

そう願って、

私の病気についての経緯を
書ける範囲で書いてみたいと思います。

 

***

さて。
ちょっと話は変わって、私事ではありますが。

 

実は、

Yesterday was my birthday🎂

昨日は私、誕生日だったんです(^^)

 

最近、たまに朝活をやるようになりまして、
昨日もやりました。
(ちょっと寝坊しちゃったんですけどね^^;)

終わってから、朝活の仲間に
「おめでとう」のメッセージをいっぱいいただき、

SNSでも、ほかの友達から
たくさんメッセージをいただきました❤

みなさま、ありがとうございます💖

 

去年もたくさんお祝いメッセージをいただきました。

 

でも、去年は素直に喜べなかったんです。

 

***

この記事のタイトルで、既にお分かりですね。

去年の昨日、朝から病院に検診へ行ってました。

 

きっかけは、前日の夜にやってきたんです。

 

 

☘️きっかけ

乳がんだったことを人にカミングアウトした時、
一番聞かれたのがこれでした。

「検診で見つかったの?」

「自己検診してたの?」

 

 

実は、検診を受けたことは
これまで一度もありません。

去年の昨日受けたマンモグラフィーが
人生で初めての検診でした。

 

市で検診の受診を募集していることは
前々から知っていたけど、

行かなきゃなーと思いながら
ずっと後回しにしていたクチです💦

 

一応、お風呂で自己検診っぽいことをやった
こともありますが、

3回?? 4回???

そんな程度です💧

 

私自身はそんな感じで
ほとんど気にしたことがありませんでした。

 

見つけてくれたのは、相方です。

そう言うと、やっぱりちょっと恥ずかしいですし
ラブラブだね~なんてからかわれたりもしましたが、

そういう
夫婦のコミュニケーションは、大事です。
ホントに。

 

指摘されて初めて「しこり」に気付き、
頭の中は「まさか」でいっぱいでした。

 

翌日、つまり誕生日の当日。

心配してくれた相方の言葉に押され
検診を受けられるか、朝一で病院に電話。

ちょうどね、
市から無料の乳がん検診クーポンが来てたんです。

それを使うためには予約が必要で。

 

そしたら運よく、午前中に受けられるとのこと。

午後からは予定を入れていたので、
ものすごくいいタイミングでした。

 

☘️検診

マンモグラフィー初体験。

いろんな意味でドキドキしてました。

担当の技師さんは女性で、一安心。
初めて受けることを伝えたら、優しく教えてくれました。

 

そして。
その日のうちに結果がわかると思ってたんですが。

「4週間後にまた来て」って言われました。

 

一般的にはその日の内にわかるって
何かで見た気がしたんですが、

私は市のクーポンを使ったので、
結果がでるまでに時間がかかったのかなぁ。

 

”悶々と1ヵ月過ごすんかい💦”って感じで
ガッカリして帰りました。

 

 

☘️超音波検査

4週間ちょうど後は予定があり、
診断結果を聞きに行ったのは、検査を受けてちょうど1ヶ月後でした。

9月11日。

そこで聞かされたのは
右乳房に「良性、しかし悪性を否定できず」
という、なんともグレーな説明。

 

しこりが悪性の場合、画像では黒に近いような濃い青色
に映るんだったかな。

私の画像には、そこまで濃いわけではないけど
青い部分がありました。

 

要精密検査とのことで、時間的都合もちょうどよかったため
そのままもう一つ、超音波検査を受けました。

 

しばらく待って、結果。

 

なんて言われたかなぁ・・・
もう覚えてませんが、やっぱり悪性を否めないというような感じだったと思います。

 

さらに詳しく診た方がいいとのことで、専門医がいる別日に
穿刺(せんし)吸引細胞診 だか
針(はり)生検 という検査の予約を入れました。

 

 

☘️穿刺吸引細胞診(または針生検)

(正確にはどっちだったのか、わかりません。
でも両方とも、腫瘍に針を刺して細胞を採る検査のようです)

 

4日後の9月15日、再び病院へ。

超音波も使いつつの検査でした。

 

しこりがある右胸に部分麻酔を行い、
ちょっと太めの針を刺されるというもの。

 

あー、今、針刺さったな
という感覚はありますが、刺さることの痛みはありません。
(あたりまえか。そのための麻酔ww)

 

しかし!
そのあとは痛かったんですよ💦

なんか、ガチャン!って言う
でっかいホッチキスで留めるような音がして、

その時の衝撃が痛かった💦

 

2~3回音がしますって言われたけど、
4回くらいやってない? 回数多いよ⁈ 早く終わって~!
って思ってました💧

 

しこりがそんなには大きくなかったから、
採取が難しかったのかなぁ💧

 

 

☘️告知

細胞診の病理検査結果は、2週間後でした。

 

9月29日。

それまでの検査などの経過を、相方にも話していたから
結果は一緒に聞くと言われ、午前中、ともに病院へ。

 

そこで、「右乳房粘液癌」と告げられました。

 

10.5mmほどの大きさで
ステージ1相当

 

***

この日はね。
しこりに気付いてから、1ヶ月半以上経ってたわけですよ。

癌だったらどうしようとか、
いや、やっぱり良性でしたって言われるかもとか、

悶々と考えることだってありました。

 

でも。

仕事もあるし、
趣味のママさんブラスやゴスペルサークルだってあるし、
ヨガのレッスンにも行ってたし、

結果がわからない状態だったけど、

そればっかり考える時間はなかったのが
よかったのかもしれません。

 

なんとなく
心構えもできていたような気もします。

 

癌を告げられても、そうショックは受けませんでした。

「がーん」って言えばよかったかなって
あとから思ったほどです(笑)

 

ただ、
先生が説明してくれるその癌の性質の話は
意味がわからないことだらけで。

・「おとなしいタイプ」であるということ

・「部分切除術」相当で、1週間ほどの入院になる

ということしか理解できませんでした。

 

話を聞いた病院は、手術できる設備はないらしく、
手術できる別の病院にも勤務している先生がいるとのこと。

2日後、その先生がいる日の予約を取って帰宅しました。

 

 

☘️運はよかった

この後、詳しい話をもう一度聞いて
10月末ごろ、入院・手術となっていきます。

その辺のことは、また次の記事で書いていきますね。

 

その時にも書くと思いますが、
たぶん、私、運がよかったんだと思います。

 

コロナ禍で
娘が高校受験を控えている年で
なんで「今」⁈

とは思いました。

 

だけど、

・しこりに気付いた翌朝に、最初の検査を受けられた

・明らかに悪性とわかる前の状態で見つけられた

・大きさも小さめだった

・しこりの場所が乳頭から離れていた
 (乳頭の下やすぐ近くの場合は、全摘になるそうです)

・おとなしいタイプのがん細胞だった
(転移する可能性が低いということ)

・病気であるという自覚症状はなかったので、体は辛くなかった

・手術まで、短期間でできた

 

そう考えたら、相当運がいい気がします。

 

のちにカミングアウトしたとき、ほぼ全員が

「早く見つかってよかったね」

と言ってきました。

 

 

うん、よかったんです。

でも正直言うと、
その時はあまり嬉しい言葉じゃありませんでした。

 

だって
癌になっちゃったことは「よかったね」じゃないから。

 

癌になったことをよかったねって言ってるわけではないのは
十分わかってはいるけど、

それでもやっぱり、複雑な気持ちになるんです。

 

こういう時「よかったね」って使うの、難しいんですね。
当事者になって、初めて感じました。

 

言葉って難しい。

 

 

でも今は、自分の運はよかったと思います。

 

 

☘️そして今年

1年前の今日はああだったな、こうだったな

と思いながら過ごした誕生日。

 

思い出すと、運がよかったとはいえ
やっぱりちょっと涙ぐんだりもしました。
今もね。

 

だって、
そんな誕生日プレゼントって、なくないですか?

人生で一番いらんプレゼントやって思いましたもん。

 

でも。
今年はその分、自分が平和で幸せやなって感じました。

 

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