It's October.
10月ですね。
一応英語講師なんで
ハロウィン気分に浮かれたいとこなんですが、
メルマガのひとつに「ピンクリボン」というタイトルを見つけ、
あーそういえば、と思い出しました。
10月は、
「乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝える活動」
ピンクリボン運動の強化月間だそうで。
初日の10月1日はピンクリボンデーなんだそうですよ。
去年のその日。
癌の告知を受けた2日後。
手術可能な病院にも勤務されてる先生のお話を
相方と聞きに行きました。
●BC①の記事はこちら
●BC②の記事はこちら
🍀粘液癌って?
告知を受けた日、
乳がんって言葉は知ってるけど「粘液癌」って何?
状態でした。
でも、医者って説明してくれないんですよねー💧
帰宅してからググりましたよ。
発生頻度は乳がん全体の約3%。ほぼ腫瘍全体が粘液状の病巣で占められるものを指す。
比較的病気の進行がゆっくりで,ホルモン療法が有効なタイプが多いのが特徴。
通常の乳がんと比べて、リンパ節(わきの下)への転移が少ないことから、しこりがやや大きくても、比較的予後は良好とされているが、リンパ節への転移がある場合は他の癌と同様で、必ずしも予後が良いとは言えない。
(参考)
国立がん研究センター 希少がんセンター
患者さんのための乳癌診療ガイドライン2019年版
要するに、ちょっと珍しいタイプの乳がんなんですね。
病気の進行がゆっくり、というところが
「おとなしいタイプ」と言われる所以なんかな。
🍀癌の性質
精密検査の結果、がんの性質を説明するいくつかの用語が出てきました。
これもね、最初ぜんっぜん意味わかんなくて。
告知してくれた先生なんかは、全く説明ありませんでした。
言ったってわかんないだろうって思ってんですかね?💧
だからこれもググりましたよ。
がんの性質を調べるには、いくつかの検査があるようです。
🌱ホルモン感受性
乳がんのがん細胞の60~70%は、女性ホルモン(エストロゲン)の影響を受けて、分裂・増殖するそうです。
(今すぐ知りたい乳がん 武田薬品工業株式会社)
いくつかサイトを見て、私なりにざっくりしたまとめ方をしてみました。
専門的には違うかもしれませんので、悪しからず。
がん細胞が、女性ホルモンのうちの「エストロゲン」を取り込むための受け入れ口。
陽性の場合は、がん細胞がエストロゲンを取り込みやすいということ。
がん細胞が、女性ホルモンのうちの「プロゲステロン」を取り込むための受け入れ口。
陽性の場合は、がん細胞がプロゲステロンを取り込みやすいということ。
陽性の場合は、ホルモン療法といって
ホルモン剤を飲む治療を通常行います。
私はどちらも陽性でした。
🌱HER2(ハーセプチン)
ハーセプチンで検索すると、お薬の名前として出てくるんですけど、
HER2って、がん細胞の増殖に関係するたんぱく質なんだそうです。
(HER2陽性乳がん/検査結果でHER2という項目がありました)
これが、がん細胞の表面にどれくらいあるのかを調べて、
たくさんあれば「陽性」
少なければ「陰性」
となるんですね。
陽性の場合、そのタンパクを標的とするお薬を使います。
私の場合は、こちらは陰性でした。
🌱Ki67(分裂像)
こちらのサイトによると、Ki67染色体と言うそうですが、
「増殖中のがん細胞に存在する核タンパクで、乳がんの増殖能を示す指標」だとか。
パーセンテージが高いほど、がん細胞が早く増殖し
数字としては、15~30%以上で「高い」とされるみたい。
私は10%未満だったそうなので、「低い」と診断。
つまり、病気の進行がゆっくりな「おとなしいタイプ」
ということになるんですね。
🍀治療法
治療法にはいくつかありますが、私に説明されたものについて書いていきます。
🌱手術
BC①にも書いたように、
しこりがまだ小さく、場所も乳頭から離れていたため
乳房温存術(部分切除)でできる、と言われました。
・大きさが3cm以下
・多発ではなく単発(しこりがひとつ)
・乳頭編への浸潤がない
というのが、判断基準のようです。
入院期間は約1週間と言われました。
🌱放射線照射
温存術の場合、放射線照射がセットになるそうです。
全摘と言って、胸を全部取っちゃえば再発の心配はないけど、
残す分、再発の可能性があるので、それを防ぐために行います。
🌱ホルモン療法
ホルモン剤を飲むことで、
がん細胞を増やしちゃうエストロゲンの産生を抑えたり
エストロゲンががん細胞にくっついちゃうのを防いだり
すること。
ホルモン感受性が陽性の場合にとられる治療法です。
5年~10年続くらしい。
🍀手術日決定
おとなしいタイプってことで、手術を急ぐ必要はなかったんですが、
先生(手術室)のスケジュールと私のスケジュールが
意外と早い時期で一致したので、
その月末に入院・手術、ということになりました。
* * *
この次の診察から、手術のための検査もあるので
病院が変わります。
それはまた、今度。